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結論:JAL・ANAとも、モバイルバッテリーは160Wh以下を1人2個まで機内持ち込み可能で、預け入れはできません。2026年4月24日の新ルールを、JAL・ANA・国土交通省の公式案内で2026年9月22日に再確認しました。
- 機内に持ち込めるのは1人2個まで、ワット時定格量が160Wh以下のものに限る
- 預け入れ手荷物には入れられない(必ず機内持ち込みにする)
- 機内でモバイルバッテリーを充電しない。モバイルバッテリーから他の機器への充電も、JALは「しないこと」、ANAは「お控えください」と案内している
- ショート防止のため、端子をテープで保護するか袋に入れて絶縁する
- JALは、座席上の収納棚に入れないことも求めている
さらにJALは、国際航空運送協会(IATA)の規定変更により、2027年1月以降は100Whに制限される可能性があると案内しています。この記事では、各項目の詳細と、手持ちのモバイルバッテリーが何Whかを確かめる方法を解説します。
2026年4月24日からの新ルール(JAL・ANA共通)
JAL・ANAの公式案内を2026年9月17日に確認したところ、両社とも次の点が共通しています。表現が異なる項目は、項目内に注記しています。
- 持ち込める個数は、容量にかかわらず1人2個まで
- ワット時定格量(Wh)が160Whを超えるモバイルバッテリーは機内への持ち込み自体ができない
- 預け入れ手荷物には入れられない(必ず機内持ち込み手荷物に入れる)
- 機内でモバイルバッテリー本体への充電は禁止(機内のコンセント・USBポートからモバイルバッテリーへ充電しない)
- 機内でモバイルバッテリーからスマートフォン等の電子機器へ充電しない(国土交通省の新ルールとJALは「しないこと」、ANAは「お控えください」と案内)
- 端子部分はテープや専用ケース・収納袋で絶縁処理をしたうえで持ち込む
国土交通省は、今回の変更を従来のルールへの追加分として、持ち込みは2個(160Wh以下に限る)まで、機内でモバイルバッテリーへ充電しないこと、機内でモバイルバッテリーから他の電子機器へ充電しないこと、の3点を示しています。
情報源: JAL モバイルバッテリーの機内持ち込み個数および充電に関するルール変更についてのお願い、JAL 制限のあるお手荷物(国内線)、ANA モバイルバッテリーの取り扱い変更について、国土交通省 モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて(いずれも2026年9月17日確認)
なお、JALの国内線の手荷物案内では「モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しないこと」も挙げられています。ANAのお知らせにはこの項目の記載がないため、JALの案内として紹介しています。ANA便でも、モバイルバッテリーは手元で管理しておくほうが安心です。
自分のモバイルバッテリーが何Whか、mAhから計算する方法
多くのモバイルバッテリーは「mAh」で容量が表記されており、Wh表記がない製品も少なくありません。その場合は次の式で概算できます。
Wh(ワット時定格量) = mAh × 3.7(V) ÷ 1000
これはリチウムイオン電池の一般的な定格電圧3.7Vを使った計算です。目安として、10000mAhのモバイルバッテリーは約37Wh、20000mAhでは約74Whになります。今回のルールで上限となる160Whは、mAhに換算すると約43,000mAh相当です。つまり、一般的に販売されている10000〜20000mAh程度のモバイルバッテリーであれば、容量の面では問題なく2個まで持ち込めるケースがほとんどです。逆に、40,000mAhを超えるような大容量タイプや、後述するポータブル電源クラスの製品は、160Whを超えていないか事前に確認しておく必要があります。
製品によっては本体やパッケージにWh表記がある場合もあるため、まずはその表記を確認し、なければmAh表記から上記の式で概算するとよいでしょう。モバイルバッテリー本体の容量選びについては、モバイルバッテリーの選び方の記事もあわせて参考にしてください。
容量ごとの目安を早見表にまとめました。
| 容量(mAh) | Wh(3.7Vで換算した目安) | 2026年9月時点のJAL・ANA | 100Whに制限された場合 |
|---|---|---|---|
| 5,000mAh | 約18.5Wh | 持ち込み可 | 持ち込み可 |
| 10,000mAh | 約37Wh | 持ち込み可 | 持ち込み可 |
| 20,000mAh | 約74Wh | 持ち込み可 | 持ち込み可 |
| 27,000mAh | 約99.9Wh | 持ち込み可 | 表記が100Wh以下なら持ち込み可 |
| 30,000mAh | 約111Wh | 持ち込み可 | 持ち込み不可 |
| 40,000mAh | 約148Wh | 持ち込み可 | 持ち込み不可 |
| 45,000mAh | 約166.5Wh | 持ち込み不可(160Wh超) | 持ち込み不可 |
表は「mAh × 3.7 ÷ 1000」で換算した目安です。定格電圧が3.7Vと異なる製品もあるため、本体やパッケージにWh表記があればその数値を優先してください。どの容量でも、持ち込めるのは1人2個までです。「100Whに制限された場合」の列は、JALが案内している2027年1月以降の可能性にもとづく参考です。
JAL・ANAの新ルール比較表
| 項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
| 適用開始日 | 2026年4月24日搭乗分より | 2026年4月24日搭乗分より |
| 個数制限 | 1人2個まで | 1人2個まで |
| 容量上限 | 160Wh以下 | 160Wh以下 |
| 預け入れ手荷物 | 不可 | 不可 |
| 機内でのバッテリー本体への充電 | 禁止 | 禁止 |
| 端子の絶縁処理 | 必要 | 必要 |
| 機内でモバイルバッテリーから電子機器への充電 | しないこと | お控えください |
| 座席上の収納棚 | 収納しないこと | お知らせに記載なし |
| 2027年以降の容量上限 | 100Whに制限される可能性があると案内 | お知らせに記載なし |
両社とも基本方針は同じですが、機内でモバイルバッテリーから電子機器へ充電することについては、JALは「しないこと」、ANAは「お控えください」と表現が異なります。実際に搭乗する際は、利用する航空会社の最新の公式案内を必ず確認してください。
2027年1月以降は100Whに制限される可能性
JALは、国際航空運送協会(IATA)の規定変更により、2027年1月以降はモバイルバッテリーが100Whに制限される可能性があると案内しています(2026年9月17日確認)。ANAのお知らせには、この点の記載はありません。
100Whは、3.7Vで換算すると約27,000mAhです。これより大きい容量のモバイルバッテリーを持っている場合や、これから買い替える場合は、2027年以降の旅行も考えて100Wh以下のものを選んでおくと安心です。実際の運用は、出発前に各社の公式案内で確認してください。
違反した場合や、海外・LCC利用時の注意
危険物にあたるリチウムイオン電池の持ち込みルールに違反した場合、航空法上の規制に触れる可能性があります。具体的な罰則の適用は状況によって異なるため、この記事では詳細な断定は避けますが、「知らなかった」では済まされない性質のルールであることは踏まえておく必要があります。
また、今回確認したのはJAL・ANAという日本の大手2社の情報です。LCCや海外の航空会社では、個数やWh上限、申告手続きなどが異なる場合があります。特に100Whを超え160Wh以下の範囲は、航空会社によっては事前申告や承認が必要になるケースもあると案内されており、JAL・ANA以外の便を利用する際はこの点も含めて個別に確認しておくと安心です。海外旅行や他社便を利用する際は、その航空会社の公式サイトで持ち込みルールを個別に確認することを強くおすすめします。
よくある質問
Q. 家にある古いモバイルバッテリーにWh表記がありません。どうすればいいですか。 A. 本体やパッケージにmAh表記があれば、「mAh × 3.7 ÷ 1000」で概算できます。表記が全く見当たらない場合は、メーカーの製品ページや型番検索で仕様を確認するか、判断に迷うようであれば持ち込みを控えるのが安全です。
Q. モバイルバッテリーを3個持っている場合、1個だけ預け入れ荷物に入れてもいいですか。 A. できません。モバイルバッテリーは容量にかかわらず預け入れ手荷物に入れること自体が禁止されています。3個持っていく必要がある場合は、事前に航空会社へ相談することをおすすめします。
Q. モバイルバッテリーで機内でスマホを充電するのは完全に禁止ですか。 A. 国土交通省の新ルールとJALの案内では「しないこと」、ANAの案内では「お控えください」とされています。表現は異なりますが、どちらの便でも機内では充電しない前提で計画するのが確実です。
Q. 160Wh以下なら何個でも持ち込めますか。 A. いいえ。新ルールでは容量にかかわらず1人2個までという上限が設けられています。160Wh以下だからといって3個以上持ち込めるわけではない点に注意してください。
出発前に確認しておきたいこと
今回のルール変更で押さえておきたいのは、「160Wh以下・1人2個まで」という基準がJAL・ANA共通で導入されたことと、預け入れ厳禁・機内充電禁止・端子絶縁処理という取り扱い上の注意点です。手持ちのモバイルバッテリーがmAh表記のみの場合は、3.7Vで換算して容量を確認しておきましょう。ルールは今後も変わる可能性があり、JALは2027年1月以降に100Whへ制限される可能性があると案内しています。旅行の予定が決まったら、搭乗予定の航空会社の公式サイトで最新情報を必ず確認してください。
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本記事の情報は、2026年9月17日に確認したJAL・ANA・国土交通省の公表内容に基づいています。ルール・運用は変更される可能性があるため、渡航前には必ず搭乗予定の航空会社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
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